hapax: プレヴェールの詩を歌うゲンズブールのように

hakuchi no kanosei

「ストライキはフランドル的群衆、ブリューゲル的群衆をよびもどす。それはハパックスの吹き溜まりである。木々の下にたたずむgesindelがいれば、あれこれ言わずにgemeindeする者もいる、工場のすぐ近くでは浮浪者のgedrängeがたむろしている。これらハパックスはすべて絞首台に送られることになる人々である、アンリ二世下のイングランドで72000人が処刑されたように[……]したがってストライキは群衆を回復する。英雄、狂人、暴徒等いかれた奴らの生産機械を作動させる。ストライキは雑多なものを回復し、雑多なものをとおして英雄の可能性と白痴の可能性をひらく。ストライキは予測しやすい人間に抗して記憶される人間の可能性を回復する。そのようにして生が記憶すべきものとなる可能性をひらく。すなわち、この世に生きる日々が記憶すべきものとなる可能性である――というのも小人、狂人、暴徒どもは、群衆のなかで群衆によってはらまれ、群衆によって生み出されながら、みずからのうちに忘れがたき白痴や英雄を見出すことになるからである。」

Institut de démobilization, Thèses sur le concept de grève, 2012, p.109-111.

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2012年7月21日土曜日

プレヴェールの詩を歌うゲンズブールのように

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