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2012年8月11日土曜日

パンクロックミュージックについて

    パンクロックミュージックについて

    パンクロックミュージックについて考察したい。考え方とか、生き方(笑)におけるパンクではなく、あくまで音楽としてのパンクロックミュージックについて。

    始祖としてはまずラモーンズが挙げられるだろう。ラモーンズ周辺のニューヨークパンクについて、パンクと言い切ってしまうのはやや乱暴に感じる。確かに、テレヴィジョンをパンクと捉えるのは大変けっこうですが、そういった行為が、パンクロックミュージックについてややこしくしている。パンクということばを便利にしてしまっている。それこそ津軽じゃみせんもパンク、みたいな。テレヴィジョン(津軽)が嫌いなわけではないが、テレヴィジョンはパンクロックミュージックではないと定義しておく。
    ラモーンズについても、かなりロックンロールの影響が色濃く、パンクロックミュージックとするにはやや違う向きもあるが、デモ音源などで聴ける極初期のものは、紛れもないパンクロックミュージックだ(技術的にコピーできる曲がないから仕方なく自分たちで2コードの曲をつくったetc)。ロケットtoロシアに入っているI don't careのデモヴァージョンなどがそうだ。
    ニューヨーク周辺ではあとはリチャードヘルも近いものがある。それ以外は、テレヴィジョンやパティスミスのようなアート?な方向と、ディクテイターズなどのロックンロールの方向(後のパワーポップ)が多いように思う。

    さて、イギリスではやはりセックスピストルズがあるが、セックスピストルズの音楽性についても、ラモーンズからの影響か、ロックンロールの要素を強く感じる。どっちかというと、ダムドの初期のあたりがパンクっぽいと思う。
    何が言いたいのかと言うと、イーターが、パンクロックミュージックそのものではないか?と思うのである。チャリチャリなギターにやたら高音のベース、理想的なヴォーカル、ドラムはよくわかんないけど、14歳とかなんでしょ?蟻のジャケが有名な1stアルバムは、紛れもないパンクロックミュージックそのものである。
    あとはcortinasとかspitfire boysあたりが純パンクロックと言えるのではないだろうか?別に細かく定義したからどうだっていうわけでもないが、なにかパンクということばを都合よく使うのもなんだかな、と思ったので、少しはっきりしておこうと思っただけである。
    4大パンクバンド?では、ジャムはモッドというには1stなんかはパンク過ぎるし、2nd(最高傑作)や3rdは個人的にギターポップと思う。なんかポールウェラーって、最初曲の作り方がぎこちなくって、あんまり自然に聞こえないんだけどそこが良いのだが段々こなれてくるのが残念。別にいいんだけど。
    ストラングラーズもパンクかというとちょっとだいぶ違う感じ。好きだけど。ゴリゴリとしたベースが格好良い。有名なマイナーなところでは、やはりユーザーズやキルジョイズはパンク!このあたりは発掘したひとがいて知られるようになったので、訳知り顔で語るのもおこがましいところもある(先に挙げたコーティナスなどは勿論)。ユーザーズは1st2nd7inchは完璧なパンクロックで、胡散臭いところも完璧だ。そういった意味では何年か前に出た発掘音源は正直がっかりした。メンバーの写真とかもちゃんと出ててたけど、見なきゃよかった。キルジョイズもやっぱり完璧で、いかがわしさって重要だなと思う。
    あとはワイヤーもすごいいいんだけど、最初の妙な宣言はいらなかったんじゃないかと思う。すごい考えてやってるの?と思ってしまう。
    Generation Xは大好きだが(ベスト盤しか持ってないが...)、パンクロックとは違う気がする。正しい歌謡曲、初期の松田聖子のようなものだ。キラキラした感じは憧れる。ギターのひとになりたい。
    バズコックスは...なんというか、全て。
    また、killed by deathについても色々あるし、teengenerate以降のニホンのパンクバンド達についても考察する必要があるだろう。それはまた別の機会に書かせていただきたいと思います。
    何度も書きますが、別に俺はパンクのなんたるかを知ってるぜ!と悦に入りたいわけでもないし(悦に入っても別にいいけど)、俺のパンク観、お前のパンク観が知りたいわけでもありません。パンクだから好きとかそういうんじゃないし、とりあえずイーターとGeneration Xの素晴らしさを伝えたかっただけです。ベスト盤しか持ってませんが...みんな死ね

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